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味の素、医薬品無菌充填サービスの米国子会社「味の素アルテア」を現地社に譲渡

味の素は、CDMO(医薬品開発製造受託機関)事業における選択と集中の一環として、子会社の味の素アルテア(米カリフォルニア州)の全株式を譲渡する。
味の素アルテアは1997年に設立され、臨床ステージから商業ステージに至る無菌充填製剤化サービスを展開してきたが、近年は業績が低迷。2024年3月期には売上高176億円、営業損失36億円、純資産は40億円の赤字となっていた。

譲渡先は、医薬品の開発・製造や臨床試験を手がけ、2021年から無菌充填製剤化事業に参入したPackaging Coordinators Inc.(米ペンシルベニア州)。
譲渡価額は約28億4700万円で、譲渡予定日は2025年5月1日。