タカギセイコー、中国子会社の車両部品製造2社を上海企業に譲渡

車両用プラスチック部品メーカーのタカギセイコーは、海外事業の選択と集中を進める一環として、中国における子会社2社の出資持分を譲渡する。経営資源の最適化を図る狙いがある。
譲渡対象は、高木汽車部件(佛山)有限公司(広東省、持分比率66.0%)および武漢高木汽車部件有限公司(湖北省、実質持分66.0%)の2社。両社はそれぞれ2005年、2014年に設立され、中国国内市場向けに四輪車用プラスチック部品の製造・販売を行ってきたが、近年の事業環境の変化を受けて今回の決定に至った。
2024年3月期の業績は、高木汽車部件(佛山)が売上高71億6000万円、営業損失1億円、純資産42億6000万円、武漢高木汽車部件は売上高30億5000万円、営業損失2億2000万円、純資産10億6000万円と、いずれも営業赤字だった。
譲渡先は、経営コンサルティング事業を手がける上海鵬成協通企業発展有限公司(上海市)。譲渡日は2025年6月上旬を予定しており、譲渡価額は非公表。