CAICA DIGITALは、ルーターやモデム、M2M（マシン・ツー・マシン）機器の販売を手がけるネクス（岩手県花巻市）を株式交換により完全子会社化する。金融機関向けシステムやWeb3関連事業で培ったブロックチェーン、AI、セキュリティ技術と、ネクスの通信機器技術を組み合わせ、新たなサービス創出を目指す。

今回の統合により、製品ラインアップの強化やクロスセルの推進、開発・調達の効率化など、両社の経営資源を活用したシナジーを見込む。また、モバイルインターネットデバイスやM2M機器の**開発・販売・保守を担う「M2Mソリューション事業」**にも本格参入する。

ネクスは2015年設立。2024年11月期の見通しは、売上高8億2300万円、営業利益2000万円、純資産9億3300万円。

株式交換の効力発生日は2025年10月16日。交換比率はCAICA DIGITAL株1に対して、ネクス株571が割り当てられる。