レゾナック・ホールディングス、自動車・産業用鉛蓄電池メーカーのイタリアFiamm Energy Technologyを譲渡

半導体材料を中核とするレゾナック・ホールディングス株式会社(以下、レゾナック)は、グループの事業ポートフォリオ見直しの一環として、傘下のFiamm Energy Technology S.p.A.(イタリア・ヴェネト州、以下、Fiamm社)の全株式を、欧州の投資ファンドであるAURELIUSグループの傘下企業に譲渡することを決定しました。
レゾナックは、長期経営計画において「世界トップクラスの機能性化学メーカー」を目指しており、経営資源をコア事業へ集中させる方針のもと、非中核事業の選別を進めています。本件はその戦略に基づくもので、持続的な成長実現を図るための一手となります。
Fiamm社は、自動車および産業用鉛蓄電池の製造・販売を手がけており、2024年12月期の売上高は約646億円、営業利益は約17億6000万円、純資産は約102億円を見込んでいます。
譲渡価額は非公表で、譲渡の完了は2025年10月~12月を予定しています。譲渡対象は、子会社であるレゾナック株式会社が保有するFiamm社の全株式です。
本件を通じて、レゾナックはより競争力の高い事業構造への転換を進め、持続可能な企業価値の向上を目指してまいります。