ロイヤルホールディングス、おやつ定期宅配サービスの「たびスル」を子会社化

ロイヤルホールディングス株式会社は、主力事業であるファミリーレストラン「ロイヤルホスト」などの外食業に加え、コロナ禍の経験を踏まえた戦略として、人流に依存しない食品物販事業の強化を進めている。その取り組みの一環として、株式会社たびスル(本社:東京都世田谷区)の全株式を、2025年8月5日付で取得した。取得価額は57億6,300万円。
たびスルは2021年設立のスタートアップ企業で、介護施設・学童施設・保育施設向けに、おやつの定期宅配サービス「たびスル」を展開している。専門の“おやつコーディネーター”が毎回異なるメニューを作成し、現場スタッフの献立作成や仕入れの負担軽減に貢献。さらに、定額制サービスのため予算管理や領収書処理の手間が不要となり、導入施設から高い評価を得ている。
今回の買収によりロイヤルホールディングスは、外食業に加えて成長性の高い食品物販領域における事業基盤を強化し、より持続可能な収益モデルの確立を目指す構えだ。