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セーラー広告、自治体向け自動連絡システム開発などのフェローを子会社化

セーラー広告(本社:香川県高松市)は2025年10月1日付で、同市に本社を置くシステム開発会社フェローの全株式を取得し、子会社化する。取得価額は非公表。

セーラー広告は中国四国エリアを中心に広告代理店業務やタウン誌発行を手がけており、地域密着型の広告展開に強みを持つ。一方のフェローは、自治体向け自動連絡システムや、24時間対応が求められる斎場のクラウド予約システムなどの分野で30年以上の実績を積み重ねてきた。2025年6月期の業績は売上高1億5300万円、営業利益396万円。

今回の子会社化により、セーラー広告は広告・出版事業とフェローのシステム開発力を融合させ、ITを活用した新たなコミュニケーションビジネスを展開する方針。両社の顧客基盤を掛け合わせることで、地域自治体や生活関連サービス分野への提案力強化を狙う。