三光産業がMBO、株式非公開化へ

国内電機メーカー向けにシールやラベル、ステッカーなどの特殊印刷品を製造する三光産業は、株式を非公開化する。取引先の海外移転による国内印刷需要の減少や、海外メーカーとの競争激化、資源価格の高騰などで事業環境が厳しさを増す中、上場維持に伴う制約を外し、経営判断の迅速化を図る。
非公開化後は、提案型営業に向けた積極投資のほか、野菜調理器の製造・販売事業など既存の新規事業の拡大、M&Aを活用した成長分野への進出を進める方針だ。
同社の石井正和社長が全株式を保有するバロン(東京都渋谷区)が、MBO(経営陣による買収)の一環としてTOB(株式公開買い付け)を実施する。買付価格は1株726円で、公表前営業日の終値437円に対し66.13%のプレミアムを付けた。買付代金は約56億6100万円となる。
買付予定数は779万7826株で、下限は519万2600株(所有割合66.59%)。買付期間は2026年2月4日から3月19日までの30営業日とし、決済開始日は3月26日。公開買付代理人はSMBC日興証券が務める。
三光産業は本TOBに賛同を表明し、株主に対して応募を推奨している。
三光産業は1960年設立。1989年に株式を店頭登録し、2004年にジャスダック市場へ上場。2022年4月には東京証券取引所スタンダード市場へ移行していた。











