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アイビスホールディングス、障害者就労支援施設子会社のHUGアイビスをMBOで譲渡

アイビスホールディングスは、業績不振が続く子会社**HUGアイビス(名古屋市)**の全株式を、同社社長の山嶋美和氏に譲渡する。**経営陣による買収(MBO)**の形式で、2025年4月30日に譲渡を予定しており、譲渡価額は非公表。

山嶋氏はグループ外で独自の経営判断に基づく事業運営により、事業採算の改善と再建を目指す。

HUGアイビスは2022年設立。障害者総合支援法に基づく施設外就労を行う作業所の運営を行ってきたが、既に3施設は他法人に譲渡済みで、現在は**「i Hug Cheese堀田店」(名古屋市)**のみを運営中。2024年10月期の業績は売上高8530万円、営業損失4560万円、純資産はマイナス6280万円と苦戦が続いていた。

親会社のアイビスホールディングスは、就労継続支援B型事業や、障害者支援施設で製造した商品の販売などを主力としており、今回のMBOは非中核事業の整理と経営資源の選択と集中を図る狙いがある。