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ディー・エル・イー、ゲーム開発子会社ちゅらっぷすをMBOで譲渡

IPコンテンツ事業を展開するディー・エル・イーは、スマートフォン向けゲーム開発子会社のちゅらっぷす(那覇市)を、同社社長と社員にマネジメント・バイアウト(MBO)で譲渡すると発表した。事業の選択と集中を進め、7月に表明したAI事業へのシフトを加速させる。

ゲームアプリ市場の競争激化により、ちゅらっぷすは2025年3月期で売上高2億3900万円、営業利益200万円を計上したが、純資産はマイナス6800万円と債務超過に陥っていた。このため、ディー・エル・エーは譲渡を決断した。

譲渡価額は1000万円で、同時に貸付金1億4000万円の債権放棄を実施する。譲渡予定日は2025年8月14日。譲渡先は中山法夫社長と従業員4名となる。

今回の譲渡により、ディー・エル・イーは経営資源をAI事業へ集中し、成長分野での競争力強化を図る。