投資会社のSilverCape Investments、デジタルホールディングスにTOB|博報堂に対抗提案

英領ケイマン諸島拠点の投資会社、SilverCape Investments Limitedは、インターネット広告代理店のデジタルホールディングス(以下、デジタルHD)に対し、TOB(株式公開買い付け)を実施する意向を発表しました。
現在、博報堂DYホールディングスが1株1,970円でTOBを実施中ですが、SilverCapeはこれを「デジタルHDの潜在的価値および長期的価値を過小評価する価格」と指摘。博報堂の提示価格を上回る1株2,380円での買付を提案しています。
買付代金は約380億円で、買付予定株数は1,598万5,107株。上限は設定しておらず、下限は所有割合18.93%に相当する353万5,700株です。買付価格2,380円は、公表前営業日の終値2,002円を18.88%上回ります。公開買付代理人には三田証券を起用する予定です。
博報堂によるTOBは2025年10月28日が期限で、SilverCapeは同TOBが成立しないことなどを条件に、11月下旬をめどにTOBを開始する予定です。デジタルHDは、TOBに関する意見を決定次第、速やかに公表するとしています。











