廃棄物処理を一貫して手がける大栄環境は、九州エリアにおける廃棄物処理・資源循環システムの強化を目的に、肥前環境（福岡市）の株式70％を取得する。取得予定日は2025年4月15日。取得価額は非公表。

肥前環境は、最終処分事業を目的に2023年4月に設立され、佐賀県伊万里市において許可容量110万立方メートルの最終処分場の設置許可を取得済み。今後は早期の建設着工と供用開始を目指す。

大栄環境は同地域で、公民連携によるエネルギー回収施設整備にも共同出資の形で関与しており、今回の株式取得により九州域内で完結する資源循環体制の構築を加速させる方針だ。