ザインエレクトロニクス、米中問題を背景に中国企業とのAIサーバー事業の合弁契約を解消

ザインエレクトロニクスは、画像処理技術を中核とするLSI(高密度集積回路)事業と、AI・IoT領域で知的財産を創出し多様なソリューションを展開するAIOT事業の2本柱で事業を推進している。
同社は2024年6月、華勤技術股有限公司(HQ社、上海市)との合弁により、日本市場および日系企業向けにAIサーバー製品の企画・開発・製造・販売・保守を手がけるザイン・ハイパーデータ(横浜市)を設立した。しかし、米中関係の変化に伴う事業環境の影響を踏まえ、合弁契約を解消する方針を決定。HQ社が保有するザイン・ハイパーデータの全株式(発行済株式の30%)を取得し、同社を完全子会社化する。
株式の取得価額は非公表で、取得予定日は2025年4月28日。