日本精工、持ち分法適用関連会社でステアリングメーカーのNSKステアリング&コントロールを子会社化

日本精工は、家電製品や自動車、産業機器向けのベアリングを製造する。同社は、自動車部品業界における環境変化への柔軟な対応を図るため、NSKステアリング&コントロール(NS&C、東京都品川区)を完全子会社化する。
日本精工は2023年8月1日にNS&Cの株式50.1%を投資ファンドのジャパン・インダストリアル・ソリューションズ(JIS、東京都千代田区)へ譲渡していたが、収益改善に向けた施策の進展を踏まえ、再び全株式を取得する方針を決めた。NS&Cは、電動パワーステアリングやステアリングコラムなどを製造している。
NS&Cの2024年3月期の業績は、売上高619億円、営業損失65億2000万円、純資産149億円。
取得価額は非公表。取得予定日は2025年9月1日。JISが保有する株式を取得し、現在の持ち株比率49.9%から100%とする。