有沢製作所、創業家の資産管理会社を子会社化し実質的な自己株式取得へ

株式会社有沢製作所(新潟県上越市)は、創業家が保有する資産管理会社・有沢建興株式会社を完全子会社化する方針を発表した。これにより、有沢建興が保有する自社株式(持株比率1.51%)の実質的な取得を目指す。
市場での株式取得に比べ、低コストかつ確実な自己株式の取得が可能となるのが本件の狙い。子会社化後は有沢建興を吸収合併し、取得した株式については、取締役に対する譲渡制限付株式としての活用を計画している。
有沢建興は1986年に設立され、有価証券の売買や不動産賃貸を主な事業とする資産管理会社。2024年4月期の実績は売上高200万円、営業損失100万円、純資産6億3,200万円。
取得価額は約9億3,300万円で、取得予定日は2025年7月4日。2025年6月26日に開催予定の定時株主総会における承認が、本取引の実行条件となる。