スズデン、創業家の資産管理会社を完全子会社化して自社株を取得

スズデン株式会社は、創業家の資産管理会社である株式会社ベル(東京都千代田区)の廃業に伴い、同社の全株式を取得した上で吸収合併する。これにより、ベルが保有するスズデン株式(発行済株式総数の9.61%)を自己株式として実質的に取得するのが狙い。
ベルは1971年に設立され、有価証券の保有・管理などを手がけてきた。2024年1月期の業績は、売上高2億4,500万円、営業利益1億5,500万円、純資産23億6,000万円。
スズデンによるベルの取得価額は概算で約42億1,700万円。取得および吸収合併の完了は2025年7月7日を予定している。
今回の対応により、スズデンは資本構成の最適化を図るとともに、ガバナンスや財務の柔軟性強化につなげる方針。