石油資源開発、LPG販売のジャペックスエネルギーをアストモスエネルギーに譲渡

石油資源開発株式会社は、グループ事業の「選択と集中」を推進する一環として、連結子会社であるジャペックスエネルギー株式会社(本社:東京都台東区)の全持分(90%)を、液化石油ガス(LPG)事業大手のアストモスエネルギー株式会社(本社:東京都千代田区)に譲渡すると発表した。譲渡完了予定日は2025年12月25日、譲渡価額は1億100万円。
ジャペックスエネルギーは、2009年に石油資源開発が買収して以来、LPGや重油などの石油製品販売事業を展開してきた。2025年3月期の業績は、売上高536億円、営業利益4億1,700万円、純資産20億円を見込んでいる。
一方で、石油資源開発は近年、脱炭素化の進展を背景に、収益性の強化と中長期的な成長戦略に基づいた事業ポートフォリオの見直しを進めており、今回の譲渡もその方針に基づくものとなる。
譲渡先となるアストモスエネルギーは、出光興産と三菱商事が出資するLPG事業の国内大手であり、ジャペックスエネルギーの事業を引き継ぐことで、さらなる事業拡大と競争力強化を図る。