ウィザス、日本産業推進機構によるTOBを受け入れて株式を非公開化

ウィザスは、学習塾「第一ゼミナール」や通信制高校を展開する子会社を、国内投資ファンド・日本産業推進機構(NSSK)のTOBにより非公開化します。少子化やオンライン化、生成AIの普及で厳しさを増す教育市場に対応するため、NSSKグループのノウハウを活用し、組織・ガバナンスを強化します。
NSSKは日本語学校運営のWEWORLDや全国展開のパソコン教室ミライフなど、教育分野で実績を持ちます。ウィザスの筆頭株主であるGlobal ESG Strategyらと創業家一族は、合計39.81%の株式をTOBに応募することで合意済みです。
- 買付価格:1株3,237円(終値2,724円に18.83%プレミアム)
- 買付規模:912万9,594株(下限595万8,100株)
- 買付代金:296億円
- 期間:2025年6月10日~7月22日(決済7月30日)
- 公開買付代理人:SMBC日興証券
- 買付主体:NSSK-J1(NSSK傘下SPC)
TOB成立後は一連の手続きを経て東証スタンダード市場の上場を廃止します。