アインホールディングス、さくら薬局グループの持株会社NSSK-WWを子会社化

アインホールディングスは、調剤薬局大手「さくら薬局グループ」の完全子会社化を通じて、店舗網の拡充と事業ノウハウの融合を図り、グループ全体として地域医療インフラとしての企業価値向上を目指すと発表した。今回の買収が成立すれば、同社グループが展開する調剤薬局は全国で2000店舗を超える見通しとなる。
さくら薬局グループは、NSSK-WW傘下の株式会社クラフト(2009年創業)と株式会社さくら薬局(2014年創業)を中心とした調剤薬局事業を展開しており、東名阪エリアを中心に約800店舗を有する。クラフトは調剤薬局の店舗運営だけでなく、在宅医療支援や一般用医薬品の販売なども手がけている。
親会社であるNSSK-WWは、2021年に設立された投資会社で、2024年3月期には売上高1,530億円、営業利益127億円、純資産232億円を計上している。
今回の買収における取得価額は591億円で、株式の取得は2025年8月に完了する予定。