建設機械メーカーの加藤製作所は、中国において油圧ショベルの製造・販売を手がける全額出資子会社、加藤(中国)工程机械有限公司(江蘇省)の全持ち分を現地民間企業に譲渡する。
同社では、現地市場での需要低迷に加え、低価格帯製品を扱う地場メーカーの台頭を受けて業績が悪化。当初は同子会社の清算を視野に入れていたが、今回、譲渡条件で買い手企業と合意に至ったことから、方針を変更した。
加藤(中国)工程机械の2025年3月期における業績は、売上高17億3000万円、営業利益9700万円、純資産41億1000万円。譲渡価額は未定で、譲渡時期は2025年8月から9月を予定している。