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セントラル硝子、試薬事業の英国Apollo Scientificを中国企業に譲渡

セントラル硝子は、事業ポートフォリオの見直しの一環として、有機フッ素製品を中心とする試薬事業を展開する英国のApollo Scientific Ltd.(マンチェスター)を譲渡する。経営資源を成長性・収益性の高い領域に集中させるのが狙い。

譲渡先は、試薬・溶媒などの製造販売を手がける中国の上海泰坦科技股份有限公司(タイタン・サイエンステクノロジー、上海市)。譲渡価額は約11億4300万円で、2025年10月の完了を予定している。

Apollo Scientificは近年業績が低迷しており、抜本的な収益改善には追加投資が必要な状況にあった。2024年12月期の売上高は18億8000万円、営業損失は1億5000万円、純資産は23億5000万円だった。