ジェコス、重仮設業のシンガポールFUCHIに追加出資して子会社化

仮設鋼材のリース事業を主力とするジェコス株式会社(本社:東京都中央区)は、2025年8月21日付で、シンガポールの重仮設工事会社FUCHI Pte. Ltd.の第三者割当増資を引き受け、出資比率を従来の30%から70%に引き上げ、同社を子会社化します。取得価額は2,500万シンガポールドル(約28億7,000万円)です。
FUCHIは、シンガポールおよびマレーシアを拠点とし、MRT(都市高速鉄道)建設など多くの地下インフラ工事において豊富な実績を有しています。シンガポール市場では、MRTや高速道路をはじめとする公共インフラ工事が今後も中長期的に堅調な需要が見込まれており、ジェコスは同社を子会社化することで、経営体制を主導し、両社の相乗効果を高めながら東南アジア地域での事業拡大を図ります。
FUCHIの2024年12月期における業績は、売上高60億8,000万円、営業損失1億1,400万円、純資産28億6,000万円となっています。
ジェコスは今後、国内外におけるインフラ整備の需要を的確に捉え、重仮設事業のグローバル展開をさらに加速させていく方針です。