京セラ、資材・工具販売の米国子会社サザンカールソンを現地投資会社に譲渡

京セラは、事業ポートフォリオの見直しの一環として、資材・工具販売を手がける米国子会社サザンカールソン(ネブラスカ州)を傘下に持つ統括会社キョウセラ・インダストリアル・ツールズ(KITI、同)を、米投資会社トゥルーリンク・キャピタル・マネジメント(ロサンゼルス)へ譲渡する。サザンカールソンは空圧・電動工具を主力に扱い、京セラが2019年に約900億円で買収したが、業績が当初想定を下回ったことなどから、構造改革の一環として売却を含む選択肢を検討していた。

KITIの2025年3月期の連結業績は、売上高約1470億円、最終利益約3億8000万円となる見込み。譲渡価額は非公表で、譲渡完了は2026年1月を予定している。