テノックス、ベトナムのコンクリートパイル製造工場を現地社から取得

建設基礎工事大手のテノックスは、ベトナムにおける事業拡大の一環として、現地にあるコンクリートパイル製造工場を取得する。これまで販売にとどまっていた同国での事業を、設計から施工までの一貫体制へと転換し、競争力を高める狙い。
取得するのは、ホーチミン市の南西約40kmに位置するロンアン省の工場で、年間生産能力は約25万トン。取得先は現地企業のSINO-PACIFIC CONSTRUCTION CONSULTANCY CO., LTD(ホーチミン市)。取得価額は非公表、取得予定は2025年11月。
ベトナムでは建築物の約8割に杭基礎工事が必要とされており、テノックスは日本で培った高性能な杭製品や施工技術を導入することで、同国における新たな成長基盤の確立を目指す。