インターネット広告・マーケティングDXサービスを手がけるメディックスは、台湾の亞星通股份有限公司（STA）を子会社化する。海外売上の拡大や既存顧客の海外マーケティング支援を強化し、事業成長の加速を狙う。

STAは、日系企業向けに台湾およびアジア市場での現地市場調査、広告プロモーション、ECモール支援、物流・貿易申請などをワンストップで提供しており、今回の子会社化により、メディックスは顧客の海外展開を一層支援できる体制を整える。

あわせて、STAの子会社であるスタートアジアジャパン（東京都港区）、台湾の日台通販國際股份有限公司（台北市）、美迪科思行銷股份有限公司（台北市）の3社もメディックスの傘下に入る。

STAの業績は、2024年6月期で売上高約27億2,000万円、営業損益△1億700万円、純資産約12億3,000万円。メディックスは取得価額約7億200万円で、発行済株式の76.91％を取得する。買収後に業績目標を達成した場合、追加対価を支払うアーンアウト方式を採用し、最終的に全株式取得時には約2億100万円を追加支払いする可能性がある。取得予定日は2025年9月30日。