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ゴルフダイジェスト・オンライン、MBOで非公開化へ

株式会社ゴルフダイジェスト・オンライン(本社:東京都品川区、代表取締役社長:石坂信也、以下「GDO」)は、経営陣によるMBO(マネジメント・バイアウト)により、東証プライム市場からの上場廃止を目指す。短期的な株主利益に左右されない経営体制の構築を通じ、長期的視点での事業改革と企業価値の最大化を図る。

買付主体は、エクイティ投資ファンドのインテグラル株式会社がMBOのために2025年4月に設立した特別目的会社「TGTホールディングス株式会社」。買付価格は1株あたり430円で、買付公表前営業日(2025年5月14日)の終値336円に対して27.97%のプレミアムを加えた水準となっている。

買付予定株数は最大993万5,407株(買付総額:約42億7,000万円)で、下限は359万9,800株(所有割合19.69%)。応募株数が下限に満たない場合、買付けは実施されない。買付期間は2025年5月16日から7月3日までの35営業日で、決済開始日は7月10日。公開買付の代理人は野村證券株式会社が務める。

なお、石坂信也社長(保有割合17.73%)をはじめ、ゴルフダイジェスト社(同9.57%)、モーターマガジン社(同8.75%)、木村玄一取締役(同6.29%)、木村正浩氏(同4.38%)の5者(合計46.73%)は、今回の公開買付に応募せず、MBO成立後も株主として引き続き関与する予定。石坂社長と木村取締役は現経営陣として継続的に経営を担う。

GDOは、MBOを通じて柔軟かつ持続的な経営判断を可能にし、さらなる成長戦略の実行と事業価値の最大化に取り組む方針だ。