JDSC、海事データプラットフォームを手がけるseawiseの全持ち分を常石造船に譲渡

JDSCは、海事産業向けAIプラットフォーム事業を手がけるseawise(東京都千代田区)の事業が安定し、自立可能な段階に達したことを受け、株式譲渡によって事業ポートフォリオの最適化を図る。JDSCは保有する全持ち分である総株式数の40%を譲渡し、これにより常石造船(広島県福山市)の持株比率は現在の40%から80%へと上昇し、seawiseは常石造船の子会社となる。
seawiseは、海事産業が抱える課題をAI(人工知能)で解決し、船舶の運航価値向上に貢献するプラットフォームの構築を目的として、JDSC、常石造船、三井物産の3社によって2022年11月に設立された。船舶から取得されるデータを管理・利活用する情報基盤を船主向けに提供しており、直近期の純資産は5億9500万円。
譲渡価額は非公開。譲渡予定日は2025年12月下旬を見込む。JDSCは今回の株式譲渡により、約9700万円の譲渡益を計上する見通し。











