豆蔵、スウェーデンの投資ファンドEQTによるTOBで上場廃止

ロボティクスを中核事業とする豆蔵は、スウェーデンの投資ファンドEQT AB(ストックホルム)によるTOB(株式公開買い付け)を受け入れる。ロボティクス事業は導入障壁の高さや人材不足といった構造的課題を抱えており、単独での事業展開には限界があると判断した。TOB成立後、豆蔵は東京証券取引所グロース市場への上場を廃止する。
EQTは、ベネッセホールディングスやフジテックなどへの投資実績を持ち、ITサービスやソフトウエア分野に強みを有する。デジタルやDX(デジタルトランスフォーメーション)、AI(人工知能)、ロボティクス、クラウドを融合したデジタルエンジニアリングを展開する豆蔵に着目し、非公開化によって中長期視点での経営改革や成長投資を進める考えだ。
買付主体は、EQT傘下の特別目的会社(SPC)であるRoodhalsgans 1(東京都港区)。買付価格は1株3551円で、TOB公表前営業日の終値4070円に対して12.75%のディスカウントとなる。買付予定数は563万7700株で、下限は設定しない。買付代金は約200億円。買付期間は2026年1月26日から3月10日までの30営業日で、決済開始日は3月17日。公開買付代理人は野村証券。
豆蔵は本TOBに賛同する一方、応募の可否は株主の判断に委ねる。豆蔵株式の65.94%を保有するM&I(東京都千代田区)はTOBに応募せず、TOB成立後にRoodhalsgans 1がM&Iを完全子会社化し、豆蔵の全株式を実質的に保有する。
第2段階となるM&I保有株式1091万2500株の取得価額は約387億円で、TOBと合わせた取得総額は約587億円となる。M&Iの株主には、国内PE(プライベートエクイティ)ファンドのインテグラルや豆蔵の創業家が名を連ねる。











