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ダイコク電機、うかいが運営する「箱根ガラスの森美術館」の文化事業を取得

パチンコ・パチスロ向け設備機器の開発・製造を主力とするダイコク電機は、現行の中期経営計画において事業領域の拡大を成長戦略の柱に掲げており、今回の動きはその具体的施策の一環となる。観光・文化事業を拡充し、持続的な収益基盤の構築を目指す。

「箱根ガラスの森美術館」(神奈川県箱根町)は、日本初のヴェネチアングラス専門美術館として1996年に開館。ダイコク電機は昨年、関東で和食レストラン「うかい亭」を展開するうかいが所有していた同美術館の土地・建物および美術品を総額31億円で取得している。今回、新たに美術館の運営に関する文化事業も引き継ぐ。

取得する事業の直近業績は、2025年3月期で売上高10億9000万円、営業利益9400万円。取得価額は2億円で、取得予定日は2025年10月1日。ダイコク電機の傘下企業である箱根ガラスの森リゾート(名古屋市)を通じて実施される。