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コロワイド、豪州最大手のステーキレストランを子会社化

外食大手のコロワイドは、オーストラリアおよびアラブ首長国連邦(UAE)で高級ステーキレストランを展開するSeagrass Holdco(オーストラリア・ニューサウスウェールズ州)を子会社化し、海外事業の強化を図る。株式の取得は、グループ子会社であるコロワイドMD(横浜市)を通じて行う。

Seagrassは、オーストラリア国内に17店舗、UAEに2店舗の高級ステーキハウスを運営しており、同国の有力パッカー(屠畜・加工・流通業者)との強固な取引基盤を持つ。コロワイドは、これによりグループ全体での牛肉の安定調達を実現するとともに、アジア市場におけるサプライチェーン構築を通じた収益基盤の強化も見込む。

Seagrassの2024年6月期における業績は、売上高約164億円、営業利益約3億6400万円、純資産はマイナス52億7000万円となっている。

取得価額は非公表で、取得完了は2025年6月上旬を予定している。

また、コロワイドは東アジアおよび東南アジアにおいて累計400店舗以上の飲食店運営実績を活かし、今後Seagrassのアジア展開を積極的に支援していく方針だ。