自動車部品メーカーの三桜工業は、自動車配管市場における世界シェアトップを目指し、その一環としてWinkelmann Powertrain México S. de R.L. de C.V.（WPM）を子会社化する。WPMはメキシコを拠点に、米国市場向けのピックアップトラック用部品などを製造しており、今回の買収により北米での事業拡大と競争力強化を図る。

WPMの2024年12月期の業績は、売上高68億1000万円、営業利益2億4300万円、純資産42億8000万円。三桜工業は2025年6月30日付でWPMの全株式を約19億5600万円で取得する予定。

今後、三桜工業はWPMの生産機能を活用し、北米市場での供給体制を強化するとともに、グローバルでの自動車部品ビジネスの拡大を加速させる方針だ。