ヒガシマル、クロマグロ養殖事業子会社のヤンバル琉宮水産を旭物産に譲渡

ヒガシマルは、天然マグロ資源量の回復に伴い、完全養殖マグロの需要が伸び悩み、採算性の改善が難しいことから、沖縄県大宜味村にあるヤンバル琉宮水産を売却する。

ヤンバル琉宮水産の2025年3月期の業績は、売上高2億700万円、営業損失2億5500万円、純資産△10億4000万円。譲渡先は、ブリ類の養殖事業を手がける徳島市の旭物産。

譲渡価額は3000円で、譲渡予定日は2025年11月30日。ヒガシマルは、保有するヤンバル琉宮水産の全株式を譲渡する。

なお、ヒガシマルは2017年に天然マグロの資源枯渇懸念を背景にヤンバル琉宮水産を設立し、クロマグロの完全養殖事業に参入していた。