業界ニュース NEWS

ENEOSホールディングス、子会社の海運事業の一部を日本郵船傘下のNYK Energy Oceanに譲渡

ENEOSは、船価の高騰や環境規制への対応、DX(デジタルトランスフォーメーション)による安全性向上・運航効率化などの課題に対処するため、海運事業の成長戦略を持つ日本郵船グループへの事業譲渡が最適と判断した。

ENEOS子会社のENEOSオーシャン(東京都港区)が手がける海運事業のうち、原油タンカーを除くLPG(液化石油ガス)船、ケミカルタンカー、貨物船などの海運事業を、吸収分割により、日本郵船が2024年に設立した子会社NYK Energy Ocean(横浜市)に移管する。

ENEOSはENEOSオーシャンを通じて、NYK Energy Oceanの株式20%を保有し、引き続き事業に関与する。

NYK Energy Oceanは、LPG・ケミカル・石油製品・鉱石・石炭・木材などの海上輸送を展開する。

取得価額は760億円。取得予定日は2025年4月1日。