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牧野フライス製作所、買収意向のある第三者と協議を継続

牧野フライス製作所は5月9日、ニデックによるTOB(株式公開買付け)の撤回を受けて、導入を決定していた買収防衛策の発動を中止したと発表した。あわせて、今後の方針についても明らかにした。

同社は3月、複数の第三者から初期的な買収意向表明書を受け取ったことを受け、これらの提案を精査するための時間を確保すべく、新株予約権を株主に無償で割り当てる買収防衛策を導入することを発表していた。

今回、ニデックがTOBを撤回したことにより、この防衛策を廃止することを決定。ただし、牧野フライス製作所は引き続き、買収意向を持つ第三者と協議を継続しており、法的拘束力を伴う意向表明書の取得に向け、デュー・デリジェンス(DD)対応などを進めている。