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KNT-CTホールディングス、介護子会社を揚工舎に譲渡

旅行代理店大手KNT-CTホールディングスは、事業の選択と集中を進める一環として、孫会社であるクラブツーリズム・ライフケアサービス(LCS)を、介護事業を手がける揚工舎に売却する方針だ。

売却に先立ち、LCSが手がける生活周辺事業(売上高2億2600万円、営業利益4000万円)は吸収分割により子会社のクラブツーリズムに移管され、LCSはデイサービス事業に特化した形となる。そのうえで、LCSの全株式を揚工舎に譲渡する。

揚工舎は、有料老人ホームやサービス付き高齢者向け住宅の運営実績を持ち、今回の買収を通じて東京都内での事業基盤の強化と拡大を目指す。

LCSは2003年設立。2025年3月期における業績は、売上高9億4400万円、営業利益7800万円、純資産5億300万円。今回移管対象となる生活周辺事業の売上高は2億2600万円、営業利益は4000万円である。

譲渡価額は2億1400万円。譲渡予定日は2025年7月1日としている。