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イクヨ、アルミダイカスト製品のタマダイを取得

自動車用樹脂成型装備品を手がける株式会社イクヨは、自動車の電動化に対応した製品開発および市場拡大を目的に、アルミダイカスト部品メーカーの株式会社タマダイ(神奈川県開成町)を買収し、軽量化技術を自社に取り込む。

タマダイは中国の大連晋炆金属制品有限公司の傘下にあったが、今回イクヨが同社の全株式を取得し、完全子会社化する。

タマダイは1966年設立。アルミダイカストを中心とした高精度部品製造を強みとし、2024年3月期の業績は売上高17億7,800万円、営業利益3,500万円、純資産は4億3,100万円となっている。

取得価額は3億300万円で、株式取得の完了は2025年5月31日を予定している。

今回の買収によりイクヨは、樹脂と金属の融合による次世代軽量化部品の開発を加速し、EV化を進める自動車業界のニーズに応えていく構えだ。