ゲームセンター事業を展開するGENDAは、全国108店舗のフォトスタジオを運営するキャラット（本社：奈良県香芝市）を完全子会社化すると発表した。取得価額は約38億円で、株式取得および株式交換を通じて実施する。取得予定日は2025年10月1日。

キャラットは、写真撮影を「体験型エンターテイメント」として提供し、若年層やファミリー層を中心に支持を集めている。GENDAは、自社のアミューズメント施設やカラオケ店との相互送客を図るとともに、240万人超の顧客データとキャラットの顧客情報を連携させ、最適なサービス提案を行うことでLTV（顧客生涯価値）の最大化を目指す。

キャラットの2024年9月期（6カ月の変則決算）は、売上高15億2,000万円、営業損失2億1,100万円、純資産8億4,800万円。

株式取得は段階的に進められる。まず、キャラット代表取締役の佐野隆之氏および株主のファイブスター（東京都世田谷区）から、発行済株式の約70％を取得。その後、GENDAを株式交換完全親会社、キャラットを株式交換完全子会社とする株式交換を実施し、残りの全株式を取得する。株式交換予定日は2025年10月1日で、交換比率はGENDA 1株：キャラット 0.91株（キャラット1株に対しGENDA9.884株を割当て）とする。