富士通、ブレインパッド<3655>をTOBで完全子会社化

富士通株式会社は、AI(人工知能)を活用した企業データ分析コンサルティングおよびプロダクトサービスを展開する株式会社ブレインパッドを、株式公開買付け(TOB)により完全子会社化すると発表した。両社は共同開発や技術・人材の相互活用を通じて、AI・データ分析分野での新たなソリューション提案や新規事業創出を目指す。
ブレインパッドは本TOBに賛同し、株主に応募を推奨。買付けが成立した場合、同社株式は東京証券取引所プライム市場から上場廃止となる見込み。富士通は本日付でブレインパッドと経営統合契約を締結しており、当面はブレインパッドの商号およびブランドを維持する。
買付価格は1株あたり2,706円で、公表前営業日の終値(1,353円)に対して100%のプレミアムを付与。買付予定数は20,908,981株、買付下限は所有割合66.4%に相当する13,883,800株。買付代金総額は約565億円を見込む。
買付期間は2025年10月31日から12月15日までの30営業日で、決済開始日は12月22日。公開買付代理人は大和証券株式会社が務める。
ブレインパッドは2004年に設立。2011年に東証マザーズ市場へ上場後、2013年に東証1部、2022年に東証プライム市場へ移行している。











