技術承継機構、ブレーキ用部品メーカーの多賀製作所を子会社化

中小製造業の支援を目的にM&Aによるグループ化を進める技術承継機構は、傘下の特別目的会社NGTG14(東京都渋谷区)を通じて、多賀製作所(さいたま市)を完全子会社化する。自動車ブレーキ用部品や電気自動車(EV)向け金属ばね部品を製造する同社の技術・技能を承継し、事業基盤を強化する狙い。

多賀製作所は2024年12月期に売上高28億円、営業損失2300万円、純資産16億2000万円を計上。中国には子会社「多賀精密五金(天津)有限公司」を展開している。

取得価額は23億7900万円で、取得予定日は2025年10月10日。