大黒屋ホールディングス、経営立て直しへ国内投資ファンドのキーストーン・パートナーズの傘下に

リユース(中古品)買取・販売事業を展開する大黒屋ホールディングス株式会社(以下、大黒屋HD)は、業績不振からの抜本的な経営再建に向け、SBIホールディングス系の国内投資ファンドであるキーストーン・パートナーズ株式会社(本社:東京都千代田区、以下、キーストーン)の傘下に入る。
キーストーンは、大黒屋HDが実施する約43億6,500万円の第三者割当増資を2025年12月11日付で引き受け、同社株式の68.54%を取得して子会社化する。
大黒屋HDは調達資金のうち約24億5,000万円を運転資金として在庫の買い取りに充当し、リユース事業の基盤強化を図る方針だ。
同社では、新型コロナウイルス感染拡大以降、在庫水準が大幅に低下し、現在はコロナ禍前の約3分の1にまで落ち込んでいる。この結果、在庫不足による買取原資の減少が売上の減退を招くなど、悪循環が続いていた。今回の増資により資金面を立て直し、安定した在庫確保と収益改善に向けた体制を再構築する。











