SOMPOホールディングスは、少子高齢化の進行により国内損害保険市場の縮小が見込まれる中、非保険分野の事業拡大を進めており、その一環として農業総合研究所を子会社化する。新規事業創出を担うグループ会社のSOMPO Light Vortex(東京都新宿区)を通じ、TOB(株式公開買い付け)を実施する。
農業総合研究所は、都市部のスーパーマーケット内などに設置する「農家の直売所」事業と、生産者から農産物を直接買い取り小売店などに卸す産直事業を経営の柱としている。
TOBの買付価格は1株767円で、TOB公表前営業日の終値496円に対して54.64%のプレミアムを付けた。買付予定数は1795万8229株で、下限は所有割合49.01%に相当する1068万8800株。買付代金は最大137億7300万円となる。
農業総合研究所の筆頭株主で会長CEO(最高経営責任者)の及川智正氏と、第4位株主で社長の堀内寛氏は、それぞれ保有株式の一部をTOBに応募する予定だ。TOB成立後の出資比率は、SOMPO Light Vortexが82.5%、及川氏が12.5%、堀内氏が5%となる見通し。
買付期間は12月26日から2026年2月16日までの30営業日で、決済開始日は2月24日。公開買付代理人はみずほ証券(復代理人は楽天証券)となる。
農業総合研究所は今回のTOBに賛同し、株主に応募を推奨する方針を決定した。TOBが成立した場合、同社は東京証券取引所グロース市場から上場廃止となる。
農業総合研究所は2007年設立。2016年に東証マザーズへ上場し、2022年4月に東証グロース市場へ移行している。












