業界ニュース NEWS

THE WHY HOW DO COMPANY、宇部整環リサイクルセンターを譲渡し産廃事業から撤退

企業再生支援を手がけるTHE WHY HOW DO COMPANY(証券コード:3823、通称ワイハウ)は、産業廃棄物処理事業から撤退する方針を発表した。産廃業界は規制や商慣習が複雑で、ビジネスモデルの革新が困難であると判断した。

これに伴い、完全子会社である宇部整環リサイクルセンター(山口県宇部市)の全株式を、元事業主であり株主でもあった福田浩行氏に譲渡する。譲渡予定日は2025年3月31日、譲渡金額は100万円。

宇部整環リサイクルセンターは2020年1月に設立されたが、焼却炉の設置許可変更手続きが長期化した影響で営業実績はなく、2024年8月期には売上高0円、営業損益▲3万7,400円、純資産▲64万3,000円と債務超過に陥っていた。

なお、同社に対する貸付金約10億400万円については、焼却炉建設予定地に設定した抵当権を通じて回収を図る。