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水道機工、持ち分法適用関連会社のサウジアラビアSuido Kiko Middle Eastを子会社化

水処理大手の水道機工は、持ち分法適用関連会社であるSuido Kiko Middle East(SKME、サウジアラビア)を完全子会社化する。2006年から現地で水処理事業を展開してきたが、契約済み工事の引き渡し遅延に伴うペナルティ発生など、事業リスクの拡大が懸念されるなか、意思決定の迅速化を図るため、合弁相手から全株式を取得する。

SKMEは厳しい事業環境が続くなか、合弁パートナーと資金支援を継続してきたが、今後は最終的な工事引き渡しを経て会社清算を予定している。

取得価額は約11億5800万円で、取得時期は2025年10月を予定。SKMEの直近業績(2024年12月期)は売上高約1億1700万円、営業損失18億8000万円、純資産はマイナス36億円となっている。