ヤマタネ、阪急阪神エステート・サービスからアーカイブ事業を取得

倉庫大手のヤマタネは、文書保管などのアーカイブ事業を重点分野と位置付けており、今回その拡大を図る。阪急阪神エステート・サービス(大阪市)が同事業を会社分割して2025年4月末に設立する新会社、ヤマタネドキュメントマネジメント(大阪府東大阪市)を子会社化し、人材や設備を活用して関東・関西両地域で大規模なアーカイブ事業の展開を目指す。
阪急阪神エステート・サービスは、全額出資子会社のキョクトウ(大阪府東大阪市)を通じて、関西を中心に文書保管、文書電子化作業、機密文書廃棄などのアーカイブ事業を手がけてきた。キョクトウの2024年3月期の業績は、売上高3億500万円、営業利益2100万円、純資産2億7200万円。事業譲渡に伴い、キョクトウはヤマタネドキュメントマネジメントの傘下に入る。
取得価額は非公表で、取得予定日は2025年7月1日。ヤマタネはヤマタネドキュメントマネジメントの全株式を取得する。