UNBANKED<8746>、融資型クラウドファンディング事業のクラウドバンクを子会社化

UNBANKEDは、金地金事業とノンバンク事業を中核に据えた経営戦略を展開している。その一環として、融資型クラウドファンディングを主力とするクラウドバンク(東京都渋谷区)を子会社化し、同社が有するオンライン金融の仕組みや、クラウドファンディングによる資金循環モデルを取り込むことで、事業ポートフォリオの多角化と新たな収益源の確保を図る。
クラウドバンクは2014年に設立され、インターネットを通じて個人投資家から小口資金を募り、企業などに融資を行う「融資型クラウドファンディング」事業を展開。2025年3月期の実績は、売上高37億1000万円、営業利益23億5000万円、純資産18億5000万円にのぼる。
UNBANKEDは2020年11月にクラウドバンクと資本業務提携を結び、現在20.25%を出資。これまでは金取引に関する共同事業を中心とした限定的な関係にとどまっていたが、今回、株式交付により同社株式の34.3%を追加取得し、子会社化する。株式の交換比率は、クラウドバンクの1株に対してUNBANKEDの2万3404.26株を割り当てる。
株式取得の実行日は2025年8月8日を予定している。