イオン、子会社のサンデーをTOBで完全子会社化

 イオンは、東北地方でホームセンター事業を展開する子会社サンデーを、TOB(株式公開買い付け)により完全子会社化する。人口減少による市場規模の縮小などでホームセンター業界の経営環境が厳しさを増す中、イオングループの東北エリア事業も業績低迷が続いており、両社を一体的に運営するマネジメント体制を構築することで事業の立て直しを図る。

 完全子会社化により少数株主の影響を排除し、協業関係の強化や意思決定の迅速化を進める。具体的には、GMS(総合スーパー)とホームセンターを融合した新たな店舗フォーマットの開発、仕入れの集約による原価低減、サンデーにおける食品事業の拡充などを推進する。

 サンデーは本TOBに賛同し、株主に応募を推奨している。TOB成立後、同社株式は東証スタンダード市場から上場廃止となる予定だ。

 買付価格は1株1280円で、TOB公表前営業日の終値1015円に対して26.11%のプレミアムを付与した。買付予定数は251万7495株で、下限は設定しない。買付代金は約32億2200万円。買付期間は2026年1月9日から3月4日までの36営業日で、決済開始日は3月11日。公開買付代理人は野村証券が務める。

 サンデーは1975年に「サンダイヤーズマート」として設立され、翌1976年に現社名へ変更。2004年にジャスダック市場へ上場し、2022年4月に東証スタンダード市場へ移行した。2006年にイオンの子会社となっている。