コニカミノルタ、監視カメラ開発の独MOBOTIXを現地ファンドに譲渡

コニカミノルタ(証券コード:4902)は、ドイツの監視カメラ開発子会社MOBOTIX AGの全保有株式(65.2%)を、現地の投資ファンドCertina Software Investments AGに譲渡する。譲渡価額は非公表で、譲渡完了は2025年4月から9月の間を予定している。
MOBOTIXは、IPネットワークを通じて画像や音声データを送信できる監視カメラシステムおよび関連ソフトウェアの開発を手がける企業。コニカミノルタは2016年に同社を傘下に収めたが、以降、業績は想定を下回る水準で推移していた。
今回の譲渡は、コニカミノルタが推進する事業ポートフォリオの見直しと、収益力強化を目的とした「選択と集中」戦略の一環。
MOBOTIXの2023年9月期の業績は、売上高97億円、営業損失6億円、純資産28億円となっている。